ゆっくり準備しといて と 言い残し
先生が立ち去った後
手術室に残されたのは
わたし と 看護師さん (若い人 と おばちゃん) 二人
おばちゃん看護師は
「あれ・・・これどこにおくの? これはこれでいいの?
いや~ひさしぶりだから 段取りがわからないわ~」
と 若い看護師さんに 聞きながら 準備を 進める
う~ん 確かに のんびり 準備されとりますなー
って おいおい そんな会話聞かされたら
患者が不安がるって 患者ってわたしやん!
って 一人漫才 (今思えば この時は 余裕しゃくしゃく♪)
大丈夫か この看護師? と どぎまぎしながら
もう一人の 大丈夫そうな若い看護師さんに
あれや これや 手術のコトを イロイロ聞いてみる
待つこと1時間
「お待たせ」と先生が入ってくる
どうやら 4号室さんは 生まれたらしい
と そこに じっちゃん先生(→じ)が 突然現れ
「こんにちわ」 と のんきに挨拶してくる
え?先生二人がかり?
「大先生も手伝ってくれるから 安心してね」と先生(院長先生)
のんきに 世間話を進めながら 手術が始まる
しばらくして 胃のあたりがムカムカしてくる
私 「すみません・・・吐きそうなんですが・・・」
じ 「うん 胃 持ち上げてるからね・・・ご飯食べたの?」
私 「はい ちょっと食べました」
じ 「え~ 手術の説明聞いた~?」
私 「思いつく限りは 質問したんですが・・・」
先 「帝王切開決まったのが昼前だからね~」
胃・・・持ち上げてる? ちょっと見てみたいと 好奇心が
むくむく と 生まれてくる
それから なんとも のんきに 世間話をしながら
手術が進む 突然
じ 「あ、筋腫」
ほ?今なんと?
お 「いっぱいあるわ」
私 「え!筋腫がいっぱいあるんですか!!!!!」
ダメージ大
先 「前の病院で何も聞いてないん?」
私 「しょみみです!!!!!」(注;初耳のこと)
先 「そうなんだ~ (無言)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この後
先 「もうすぐ 生まれるよ」
との声に 我に返った気がするが
とにかくもう 何を考えていいかわからんぐらい
パニくっとった
なんとなく お腹が ぐりぐり されている 感覚が伝わり
う・・・・うぇ・・・あぎゃ・・・あぎゃあぎゃーあぎゃーと 元気な産声が
先生がベビを見せてくれるも 私の頭の中は
筋腫筋腫筋腫筋腫筋腫いっぱいいっぱいいっぱいいっぱい
ってな 状態 (相変わらず 自分が可愛い性格で)
とりあえず 手の指も足の指も全部揃ってる!元気そうだ!よし!
あれだな~ 超音波で見た顔 そのまんまやん
かわいいっちゅうか 地球外生命っちゅうか・・・ う~ん
『・・・・・・土偶』
とかなんとか いいよるうちに お腹の手術は 着々と進んでいる
先 「筋腫1個取るよ このままだと 一緒に縫いこんでしまうから」
私 「はぁ・・・って 何個あるんですか?」
先 「みっつかな~ あ 一個取ったから 2個だね~」
え・・・あの~どうせなら 全部とってほしいんですが・・・・・・
↑(このときは 筋腫に対する知識が 皆無だったので)
先 「とりあえず 組織検査出しとくけど たぶん大丈夫だと思いますよ」
え・・・何がどう大丈夫なん?
(もう 本当 このとき 頭かなりぱにくってたみたいで・・・)
先 「(取ったの)見たい?」
私 「見たいです!(即答)」
シャーレの上に乗っかった 白い ミノ っていうか ホルモンみたいなものが
小指の先ほどの大きさのものが コロンと・・・
そうこうしているうちに 先生もおじいちゃん先生も 無口に
看護師のおばちゃんが 耳元にやってきて
「今 卵巣が腫れてるの 処置してくれているから」と 親切に教えてくれる
って えええええええええええええええええええええええ
なんじゃそれーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ダメージ 計り知れず!!!!!!!!!!!!
帝王切開してよかった~
術前に質問して 手術時間は大体1.2時間程度だと聞いていたのに
12時に麻酔して 手術終わったの17時
手術終わると 全身が震え 止まらない
歯の根が合わず がたがた震える
看護師さんに 「大丈夫 じき 収まるから」 と
ここでまた 放置プレイ
この後 1時間 一人ぽっちで 手術台の上に ころがされてた
全裸で・・・(毛布は かけてくれてたけどね・・・)
1時間経過して 病室に移される頃にも まだ がくがく
ダンナと 両親と 義両親 勢ぞろいで お出迎え
「よく頑張ったね~ 赤ちゃんかわいいよ~」
と 口々に言ってくれるも
余りにも ダメージが大きすぎたのか
テンションが異常に高く 何かを吐き出すように
手術の経過を しゃべりまくる
口元 ガクガク いいながら しゃべりまくった
思えば やっぱ 怖かったんだよな~
って ここで 気付く
赤ちゃん ちゃんと 見てない・・・
「赤ちゃん見たい!」との声に
夫が 撮影してくれた ビデオ を 見せてもらう
聞けば 夫は もう 抱っこしたとの話・・・
嫉妬
「見たい 見たい 見たい」 と 懇願すると
5分くらいだけ という お約束で
ベビ が 病室に 運んできてくれる
「体温が 低いので 抱っこはできませんが・・・」って
ちぇ でも もう一回見て う~ん
「私に似てない・・・!」
というか この時点で 土偶っぽさは 消え
なんとか 赤ちゃんらしく みえていた・・・
このあと
ダンナが撮影してくれた ビデオを
何度も巻き戻して 見る
とにかく 疲れたので
この後 爆睡
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