出産

生まれた 翌日

3734g 52.5センチ

新生児室で ひときわ大きな息子

帝王切開出産だったため 体温が低く

本来ならば 保育器に入らないといけないらしいのだが

全室満員らしく 湯たんぽでなんとか 回復

「元気 元気」と太鼓判が押される

予定日より2週間もおくれただけあって

手も足もふやけて 真っ白

今のところ 私のDNAは 見られない

麻酔はまだしてもらっているが

点滴がとにかく 多い

とりあえず 怖いから いちいち看護師さんに聞く

「これは 何の点滴?何分くらいですか?」

いちいち いちいち 聞く

体 動かないし とにかく 眠いし そして 暇

そんなこんなで だらだらと 一日が過ぎてしまう

明日は 麻酔を外す日

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帝王切開 で うまれたよ♪

ゆっくり準備しといて と 言い残し

先生が立ち去った後

手術室に残されたのは

わたし と 看護師さん (若い人 と おばちゃん) 二人

おばちゃん看護師は

「あれ・・・これどこにおくの? これはこれでいいの?

 いや~ひさしぶりだから 段取りがわからないわ~」

と 若い看護師さんに 聞きながら 準備を 進める

う~ん 確かに のんびり 準備されとりますなー

って  おいおい そんな会話聞かされたら

患者が不安がるって 患者ってわたしやん!

って 一人漫才 (今思えば この時は 余裕しゃくしゃく♪)

大丈夫か この看護師? と どぎまぎしながら

もう一人の 大丈夫そうな若い看護師さんに

あれや これや 手術のコトを イロイロ聞いてみる

待つこと1時間

「お待たせ」と先生が入ってくる

どうやら 4号室さんは 生まれたらしい

と そこに じっちゃん先生(→じ)が 突然現れ

「こんにちわ」 と のんきに挨拶してくる

え?先生二人がかり?

「大先生も手伝ってくれるから 安心してね」と先生(院長先生)

のんきに 世間話を進めながら 手術が始まる

しばらくして 胃のあたりがムカムカしてくる

私 「すみません・・・吐きそうなんですが・・・」

じ 「うん 胃 持ち上げてるからね・・・ご飯食べたの?」

私 「はい ちょっと食べました」

じ  「え~ 手術の説明聞いた~?」

私 「思いつく限りは 質問したんですが・・・」

先 「帝王切開決まったのが昼前だからね~」

胃・・・持ち上げてる? ちょっと見てみたいと 好奇心が

むくむく と 生まれてくる

それから なんとも のんきに 世間話をしながら

手術が進む 突然

じ  「あ、筋腫」

ほ?今なんと?

お 「いっぱいあるわ」

私 「え!筋腫がいっぱいあるんですか!!!!!」

ダメージ大

先 「前の病院で何も聞いてないん?」

私 「しょみみです!!!!!」(注;初耳のこと)

先 「そうなんだ~ (無言)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この後

先 「もうすぐ 生まれるよ」

との声に 我に返った気がするが

とにかくもう 何を考えていいかわからんぐらい

パニくっとった

なんとなく お腹が ぐりぐり されている 感覚が伝わり

う・・・・うぇ・・・あぎゃ・・・あぎゃあぎゃーあぎゃーと 元気な産声が

先生がベビを見せてくれるも 私の頭の中は

筋腫筋腫筋腫筋腫筋腫いっぱいいっぱいいっぱいいっぱい

ってな 状態 (相変わらず 自分が可愛い性格で)

とりあえず 手の指も足の指も全部揃ってる!元気そうだ!よし!

あれだな~ 超音波で見た顔 そのまんまやん

かわいいっちゅうか 地球外生命っちゅうか・・・ う~ん

『・・・・・・土偶』

とかなんとか いいよるうちに お腹の手術は 着々と進んでいる

先 「筋腫1個取るよ このままだと 一緒に縫いこんでしまうから」

私 「はぁ・・・って 何個あるんですか?」

先 「みっつかな~ あ 一個取ったから 2個だね~」

え・・・あの~どうせなら 全部とってほしいんですが・・・・・・

↑(このときは 筋腫に対する知識が 皆無だったので)

先 「とりあえず 組織検査出しとくけど たぶん大丈夫だと思いますよ」

え・・・何がどう大丈夫なん?

(もう 本当 このとき 頭かなりぱにくってたみたいで・・・)

先 「(取ったの)見たい?」

私 「見たいです!(即答)」

シャーレの上に乗っかった 白い ミノ っていうか ホルモンみたいなものが

小指の先ほどの大きさのものが コロンと・・・

そうこうしているうちに 先生もおじいちゃん先生も 無口に

看護師のおばちゃんが 耳元にやってきて

「今 卵巣が腫れてるの 処置してくれているから」と 親切に教えてくれる

って えええええええええええええええええええええええ

なんじゃそれーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ダメージ 計り知れず!!!!!!!!!!!!

帝王切開してよかった~

術前に質問して 手術時間は大体1.2時間程度だと聞いていたのに

12時に麻酔して 手術終わったの17時

手術終わると 全身が震え 止まらない

歯の根が合わず がたがた震える

看護師さんに 「大丈夫 じき 収まるから」 と

ここでまた 放置プレイ

この後 1時間 一人ぽっちで 手術台の上に ころがされてた

全裸で・・・(毛布は かけてくれてたけどね・・・)

1時間経過して 病室に移される頃にも まだ がくがく

ダンナと 両親と 義両親 勢ぞろいで お出迎え

「よく頑張ったね~ 赤ちゃんかわいいよ~」

と 口々に言ってくれるも

余りにも ダメージが大きすぎたのか

テンションが異常に高く 何かを吐き出すように

手術の経過を しゃべりまくる

口元 ガクガク いいながら しゃべりまくった

思えば やっぱ 怖かったんだよな~

って ここで 気付く

赤ちゃん ちゃんと 見てない・・・

「赤ちゃん見たい!」との声に

夫が 撮影してくれた ビデオ を 見せてもらう

聞けば 夫は もう 抱っこしたとの話・・・

嫉妬

「見たい 見たい 見たい」 と 懇願すると

5分くらいだけ という お約束で

ベビ が 病室に 運んできてくれる

「体温が 低いので 抱っこはできませんが・・・」って

ちぇ  でも もう一回見て う~ん

「私に似てない・・・!」

というか この時点で 土偶っぽさは 消え

なんとか 赤ちゃんらしく みえていた・・・

このあと

ダンナが撮影してくれた ビデオを

何度も巻き戻して 見る

とにかく 疲れたので

この後 爆睡

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入院3日目 そして 誕生!

明け方から 激しい痛みで 目が覚める

我慢できない 痛み

しかも 7~8分間隔

横で寝ていた ダンナさんを たたきおこし

背中をさすってもらう

先生も気になっているのか 朝早くから見に来てくれる

「いい感じの波が来てるね」 

いい感じかどうかは わからないが

促進剤も使ってないのに 2~3分間隔までいく

診察してもらうが 子宮口5センチ

お産を進めるために 人口破水 を行う

子宮をやわらかくする薬を注射してもらう

朝食は クロワッサン を 一個だけ かじる

鼻水がすごくて 鼻で息が出来ない←感染症って風邪?

呼吸ができなくなり モニターが停止する

心拍数が 50位まで 下がる

「落ち着いて 息してください」

そうこう しているうちに 心拍数がおちつきを取り戻す

昼前 目の前が ちかちか してくる

もう 限界

「切ってください」・・・・・・

昼を過ぎれば また ベビの心拍数が180を超えてしまう

先生が 飛んできてくれる

「すぐ 手術をしましょう 」

健診を待っている患者さん達に

緊急手術の説明をし 帰ってもらうらしい

その間 人生初手術 を決断した 私は

看護婦さんに 手術のアレコレを質問する

手術時間・手術の流れ・麻酔の方法

とにかく 思いつく限り質問しまくる

ここで 先生に

「どうする? 縦にする? 横にする?」

との質問に

「横が オススメみたいなんで 横でお願いします!」

と 即答 

上皮を 縦に切るか 横に切るか の 事なんですが

これ ダンナの おすすめ なんですよ・・・

帝王切開 決意後 

「選択できるんなら 横切りが いいらしいぞ!」

と 言うもんだから 理由も知らんまま 横切り決定

おしっこの 管を 入れて 麻酔 という段階になるんだが

その前に 唾液の分泌を少なくする注射をされる

このときはじめて 「明日昼すぎまで 水飲めない」

と 聞かされる・・・・・・ ちゃんと説明してってば・・・

その後 先生に麻酔をうってもらうと 嘘のように痛みがなくなる

手術台に上がる頃

「先生 4号室の患者さん 子宮口全開です」

え”え”

「困ったな~かぶっちゃったよ~ とりあえず ゆっくり準備しといて」

と言い残し 先生立ち去る・・・・・・・・

え?----------------

手術台に 両手をしばりつけられ 全裸のまま

放置プレイ決定!? 

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入院2日目

不定期に襲ってくる 陣痛

「痛い」 って言っても

補助ベッドで眠る ダンナさんは

まったく起きる気配なし

思わず「役立たず!」と 怒鳴り散らしてしまう

20~60分間隔の陣痛

ウトウト と 眠りに入る頃に 襲ってくる 痛みに

結局 しっかりと 眠れなかった

朝食 も 食欲が無く ちょとだけ かじる

「陣痛促進剤」を使うとの事

ちょっと 緊張

点滴が打たれ 促進剤が投与される

とたん 半端じゃない 痛みが 押し寄せる

陣痛間隔も8~10分間隔になり

痛い より しんどい・・・

昼前より モニターの様子がおかしい

ベビ の 心拍数が 190を越え

たびたび モニターが 非常停止してしまう

看護婦さんが リセットボタンを 押しにくる

(この後 も 2.3分おきに 非常停止)

夕方 血液検査をされる

先生に呼ばれ 健診するが 子宮口5センチ

「感染症にかかってて ベビが苦しんでる」

頭 真っ白

何の感染症か 聞いても 解からないというのに

「どうする?」と聞いてくる

は?どうする?って 何が?

詳しく説明してくれるが どうも 頭がヘンだったのか

さっぱり 話の内容が 理解できない

「このまま頑張るか 帝王切開するか」と聞かれるも

いや・・・今、ここで、即座に決断しろって?

出産のイメージは できてるし

気合は 十分 あるんですが・・・

返答に困っていると 助産師さんがやってくる

「たぶん大丈夫よ 胎嚢まで見えてるから お産は進むと思う」

その一言で 決断 (ああ・・・ここで切るって言えばよかった)

「もう少し頑張ります」

・・・と いったものの 後悔

とりあえず 病室戻って ダンナに説明

「え?切らんの?」

だから 切るのは私のお腹なんだよ!

促進剤が切れると 嘘のように陣痛がおさまる

この夜は 2.3時間 まとまった睡眠が取れる

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入院1日目

昨日 病院の診察から 帰る途中

ベビ用品揃えるため 西松屋に寄り道

なんだか お腹がいたい・・・気がする

夕方も ちょっと お腹がいたい

陣痛って もっと痛いはずだよね・・・

お風呂に入って 髪を洗っていると

やっぱり 痛い 

急いで風呂から上がって 母に

「陣痛・・・みたいな・・・なんか 痛い」

と 訴えるが

「陣痛って もっと痛いんよ! それ違うんじゃない?」

と ばっさり・・・

仕方なく さっさと 寝る

やっぱり 痛い

間隔はよくわからんが とりあえず メモしとこ

明け方まで 眠れへんかった

15~30分間隔で 痛みがくる

病院でもらった説明書にも

初産は10分間隔で 病院に電話と書いてある

朝 母が起きるのを待って 状況を説明

「え”え”っ 早よ 言いなさいよ!!」と一喝される

とりあえず 病院に電話して状況を説明

「すぐ 来て下さい」 との言葉に

「朝ごはん食べていっていいですか?」と返答

↑たぶん 軽くパニくってて 落ち着こうと努力しとったん?

しっかり朝ごはんを食べて 病院へ

到着後 すぐ パジャマに 着替えて モニターをくっつける

「これ 陣痛ですか?」の質問に

「そうですね ちょっと微弱ですが 陣痛です」

あぁ これが 陣痛なんだ ぜんぜん楽勝じゃん♪

「もっと もっと ここまで波が来ますから もっと痛くなります」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」見透かされとるわ

とりあえず ダンナさんに 連絡 (とりあえず・・・)

先生も 顔を出してくれる

「よかったね ちゃんと陣痛きたね」

ほんと よかったよ~

昼ごはんも しっかり 食べれる

間隔は5~10分間隔になるものの 進まず

17:00頃 ダンナさんが 病院に到着

「もう 帰れって 言われた」

どうやら 仕事どころじゃない 様子だったらしく

上司から 早退のお許しが出た ご様子

ちょっと 嬉しい ちゃんと間に合った

・・・と このときはまだ ルンルンだった・・・

モニターで ベビの心拍数が 180・・・

「ちょっと高いね」と看護婦さん

先生に診察してもらうも 子宮口3センチで

入院時より変化なし

「微弱陣痛だね (生まれるの)今日は出てこないね」

え・・・生む気 120% 位の あるんですが・・・

との お言葉に 残念 というか この痛み まだ続くのか

ベビ 先生の言葉が聞こえたのか

これから 陣痛間隔が 20~30分になってしまう 

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